100マス計算が苦手…でも大丈夫!家庭でできる“つまずき解消ドリル”のすすめ
「100マス計算をやらせているけれど、なかなか速くならない」
「同じところで何度も間違える」
「もしかして、うちの子は計算が苦手なのでは…」
そんな不安を抱える保護者の方へ。
実はそれ、頭が悪いからでも、努力不足だからでもありません。
ある小さな理由が原因で“つまずき”が起きているだけなのです。
このブログでは、100マス計算が苦手なお子さんのために開発された「改善型ドリル」の活用法をご紹介します。
きっと、「なるほど!」と納得していただけるはずです。
なぜ100マス計算でつまずくのか?
多くのお子さんが計算につまずく原因は、意外とシンプルなのです。
- 指で数えるクセが残っている
- 九九や足し算を間違えて覚えている
- 思い込みで誤った答えを暗記してしまっている
- 自信のなさが原因で、そそっかしくなってしまう。
例えば「8+7=16」と間違った答えをそのまま思い込んでいると、どれだけ繰り返しても同じ間違いを繰り返します。
これは才能や集中力の問題ではなく、ただの“勘違い”の積み重ねなのです。
このドリルの特徴
そこで役立つのが、私がおすすめする 「改善型ドリル」”つまづき解消ドリル” です。
- 指で数えるクセを発見・改善できる
はじめに「+」「-」のテストで調査。回答用紙のグレー部分に✕がついたら要注意。そこを集中的に直せます。 - 合成分解表を音読する
数字の組み合わせを声に出して読むことで、自然に数のまとまりを体にしみこませます。 - 九九は表を見ながらでOK
「えーと、えーと…」と考え込むのは無意味な努力。表を堂々と見て構いません。ただし見たところに印をつけ、同じところばかり見るなら改めて覚え直す。やがて自然に見なくなります。 - 同じ問題を3日間繰り返す仕組み
これにより“間違いのクセ”が浮き彫りになります。赤✕を大きくつけ、3日分を並べれば、どこでつまずいているか一目瞭然。
親子で取り組むことがカギ
このドリルで大切なのは、親子で答え合わせをすることです。
- 保護者が答えを読み上げ、子どもが自分で間違えた答えに印をつける(一般的には間違いに✕をつけますが、□で囲む印もお勧めです)いつも同じ所を間違っているーその答えを確認することができます。
- 「まだまだだね」などの否定的な声かけは絶対NG
- 取り組めたこと自体を「よく頑張った!」と認めてあげる。
親子で協力できる時間は意外と少ないものです。だからこそ、答え合わせの時間を最高の学びの場にすることができます。
タイム計測で成長を実感
100マス計算といえばタイム計測がつきものですが、毎回計る必要はありません。
- 特に大事なのは 最初の1回目 と 33日目の最後100マス計算でのタイムです。
- この2つを比べると、驚くほどタイムが縮んでいることに気づけます。
- 「えっ、こんなに速くなったの?」と子ども自身が自信を持てます
「これは脳細胞が劇的に成長した証拠だよ。未来が変わるんだよ!」と大げさなくらいに褒めてあげましょう。
※保護者の方もやってみてください。案外子どものほうが速くて正解が多い場合があります。すると、子どものやる気が俄然出てきますよ。
成長の目安とその先
- 最初は6分かかっていた子が → 3分に
- さらに → 2分
- 最終的には → 1分半突破
ここまで来れば、計算の速さだけでなく思考のスピードそのものが大きく変化しています。
そして次のステップとして、より難しい計算ドリルへ進むことも可能です。1年、2年と続ければ、信じられないほど大きな力がつきます。
まとめ:続ければ必ず伸びる
「100マス計算が苦手」という子はたくさんいます。
でもそれは、苦手ではなく“つまずき”が残っているだけ。
正しい方法で取り組めば、誰でも必ず改善できます。
お子さんの可能性を信じて、ぜひご家庭で挑戦してみてください。
そして、もし実践されたら、ぜひその体験をブログやコメントでシェアしてください。
同じように頑張る仲間と励まし合えたら、とても心強いはずです。
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