ブログ◆2:計算がいつまでも数えることでいいの??
◆2:「7割の子が指計算!」11月時点での小学校1年生が!
「小学校1年生11月の段階で指計算(指でカウンティングする計算)の子が7割を占めている!」この事実はあまり注目されていませんが、私はこれが重大な現実だと感じています。
現場でもも落とされがちな、指での計算の意味!
ある小学校1年生を視察した時でした。年齢50代のベテランの、優れた先生が指導されている教室でした。その時その学校の校長先生と一緒に視察していたのですが「指でかぞえている子は何割ほどいますか?」と私が担任に聞きますと、「7割ですね」と言われます。校長は「そんなにいるの?今、11月ですよ」と驚かれました。
担任の先生が「今、お見せしましょう」と私たちにいい「皆さん。計算ドリルを出しなさい」とすぐに子どもたちに指示をされて計算に入りました。すると本当に子どもたちのほとんどが指でカウンティングしています。それは7割、いや7割以上という有様でした。
「数えて計算する」から、次の段階へきめ細かく導く必要がある!
別の地方の小学校の2年生の学級を見たとき、4月の段階で6割の生徒が指計算でした。つまり「大部分の子どもたちが指計算で学んでいる」のが実態なのです。そして指計算は次第にしなくなっていくと理解されています。しかし、果たして本当に自然に「指計算」が無くなっていくのか。そういう子もいるでしょう。しかし実際は格好が悪いから表向き「指計算」はしない、しかし頭の中ではカウンティングを続けている子もいるのです。
算数嫌いをなくすために、カウンティングから次の段階へ!
残念ながら、自然に指計算が無くなるとは言い難いと思います。
その結果、指計算のまま学年が進み、計算力で困っている子供たちは自信を無くし、算数嫌い・勉強嫌いにならざるを得ない状況のまま放置されているのが実態かもしれませせん。もしもそうだとすれば、おそらく、この間に学ぶ学習はそのほとんどが定着していないでしょう。これは恐ろしいことだと思うのです。
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